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金刀比羅神社(高田屋嘉兵衛像と根室港を見下ろす展望台)
- 歴史・文化
鮭とともに歩んだ歴史を今に伝える、根室の象徴
古代から現代まで、根室は鮭とともに人々の暮らしや文化を築いてきました。その歴史が評価され、「鮭の聖地ものがたり」として日本遺産に認定されています。
そのストーリーの中で欠かせない人物のひとりが、江戸時代後期に活躍した淡路島出身の豪商・高田屋嘉兵衛です。彼は根室を拠点に鮭や昆布などの海産物を全国へ広め、交易の発展に大きく寄与しました。また、ロシアとの交易や外交にも尽力し、北方の歴史に深く関わった存在として知られています。
根室市の金刀比羅神社境内に建てられた高田屋嘉兵衛像は、まさに「鮭の聖地ものがたり」を象徴するモニュメントのひとつです。像の背後に広がる根室の海と港の景観は、嘉兵衛が切り拓いた交易の歴史と、今も鮭とともに生きる街の姿を重ね合わせています。
高田屋嘉兵衛像
海を見据えるように立つ姿は、鮭や昆布など北方の海産物を全国に広めた交易の先駆者としての決意を表しています。
この像自体が「鮭の聖地ものがたり」の構成文化財に指定され、鮭を中心に築かれた根室の歴史を今に伝えるシンボルとなっています。

根室港を見下ろす展望台
銅像のそばにある展望台からは、根室港やオホーツクの海を一望できます。漁船が行き交う風景や、港町としての根室の息づかいを感じられるスポットで、「鮭の聖地」の今を体感できます。第1・第2展望台あり。

- キーワード
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- #日本遺産「鮭の聖地」の物語
- #神社仏閣
- #碑・モニュメント
スポット基本情報
金刀比羅神社(高田屋嘉兵衛像と根室港を見下ろす展望台) ことひらじんじゃ(たかたやかへえぞう と ねむろこう を みおろす てんぼうだい)
- 住所
- 〒087-0055 北海道根室市琴平町1丁目 [MAP]
- ホームページ
- 日本遺産
https://www.heritage-of-salmon.com/
- 駐車場
- 社務所前駐車場有り(約20台)
- 入場料
- 無料
- アクセス
- 車:JR根室駅から車で約5〜7分(約2 km程度)
バス:花咲線「汐見町(しおみちょう)」下車、そこから徒歩約5分