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    弁天島

    • 歴史・文化

    根室港に眠る、オホーツク文化と考古学の足跡

    根室港に浮かぶ小島・弁天島には、8〜9世紀頃のオホーツク文化に属するとみられる竪穴住居跡が残されています。1878年(明治11年)にはイギリスの地震学者ジョン・ミルンがここで小規模な発掘を行い、北海道の古代文化研究において大きな役割を果たしました。

    この調査は、大森貝塚の発掘と並んで日本考古学史の初期を飾る出来事であり、弁天島は「オホーツク文化」と「日本近代考古学」の両方を語るうえで欠かせない存在となっています。

    日本遺産「鮭の聖地の物語」と弁天島

    「鮭の聖地の物語」は根室市、標津町、別海町、羅臼町の4つの自治体が共同で申請し、2020年(令和2年)に日本遺産として認定されました。
    この日本遺産に「弁天島」は含まれていませんが、根室海峡沿岸の豊かな自然や、鮭を中心とした人々の営みが歴史的に重要であることが示されています。

    キーワード
    • #日本遺産「鮭の聖地」の物語

    スポット基本情報

    弁天島 べんてんじま

    住所
    〒087-0000 北海道根室市弁天島 [MAP]
    ホームページ
    日本遺産
    https://www.heritage-of-salmon.com/
    駐車場
    なし
    入場料
    無料
    アクセス
    【平常時】渡船なし。島に上陸不可
    【例大祭開催時】金刀比羅神社境内より無料の渡船が運航

    市杵島神社と鳥居だけがある小さな信仰の島。普段は遠くから眺める存在で、お祭りの時だけ渡ることができる特別な場所です。
    道路や飲食店はありません。
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