ノツカマフ1号・2号チャシ跡
- 歴史・文化
オホーツク海を一 望できる崖上にある、半円形の壕
ノツカマフ1・2号チャシ跡は、ノツカマップ湾に突き出した岬の上にあり、オホーツク海を一望できる崖上に半円形の壕が巡ります。
1号チャシ跡は、幅5m深さ約3mの半円形の壕が70m×25mの範囲で2つ連結しており、壕の内側に盛土が観察できます。
2号チャシ跡は幅約3m、深さ約0.5mで半円形の浅い壕が巡っています。
ノツカマップは、1778年にロシアの商人シャバーリンが来航し交易を申し出るなど日露外交交渉発祥の地としても知られています。
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国指定史跡 日本100名城
根室半島チャシ跡群 空撮図鑑
日本100名城「根室半島チャシ跡群」
平成19年には日本城郭協会が定める『日本100名城』のひとつ(お城番号1番)として選定されました。

ご注意ください
見学の際の注意事項
「ヲンネモトチャシ跡」見学の際は、必ず指定の駐車場に駐車をお願いいたします。
ツアーバスの停車位置につきましては、下記の「団体様用」注意事項をお読みになりご対応ください。
漁港内や私有地、作業場に立ち入らないよう、マナーを守って見学していただきますようお願い申し上げます。
日本100名城「根室半島チャシ跡群」スタンプ設置場所
根室半島チャシ跡群イメージキャラクター「チャシ女子」
国指定史跡「根室半島チャシ跡群」が日本の百名城No1に選ばれ、スタンプラリーが始まると、全国から観光客が訪ねるようになりました。
100名城ファンの皆さまはもとより、根室市民の皆さまや、一般的な方々にもチャシ跡に興味を持っていただきたいという想いから、根室半島チャシ跡群のイメージキャラクターとして考え出されたのが、チャシ女子[チャシガールズ]です。
※キャラクター画像はフリー素材ですが、使用の際には「根室市歴史と自然の資料館」に事前に照会下さいますようお願い申し上げます。
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- #チャシ跡
- #日本遺産「鮭の聖地」の物語

険しい自然地形を活かした「面崖式」チャシ跡
根室海峡沿岸は、北海道の中でも特に多くのチャシ跡が残る地域のひとつです。
根室市内のチャシ跡は、海底火山の噴火によってできた険しい自然地形を活かしたものが多く、中でも海を臨む崖上に半円形や方形の濠を巡らせた「面崖式」(めんがいしき)が多く築かれています。濠を組み合わせた大規模なものが多いことで知られています。
現在、見学先として整備されているのはノツカマフ1号・2号チャシ跡とヲンネモトチャシ跡の2ヶ所です。

ねむろトコロジスト(市民自然ガイド)の会による現地ガイド
根室市民で構成する自然ガイド「ねむろトコロジストの会」では団体のお客様向けにヲンネモトチャシ跡とノツカマフ1号・2号の現地ガイドを行っております。
ご希望の場合は、根室市観光協会までお気軽にご相談ください。
■観光協会お問い合わせ電話番号
(0153)24-3104

そもそも「チャシ跡」とは?
「チャシ」はアイヌ語で「柵囲い」を意味し、砦、祭祀の場、見張り場など多目的な用途で使われていたとされます。
北海道内でチャシ跡は500ヶ所ほど確認されており、根室市内には32ヶ所のチャシ跡が残り、うち24ヶ所は「根室半島チャシ跡群」として国指定史跡に指定されています。
根室市内のチャシ跡が築かれた正確な年代は不明ですが、16~18世紀頃とされています。
「砦」として解釈されることが多いチャシ跡ですが、近年の調査研究では、神々と交信する場所として役割が本質にあり、時代ごとの社会状況の変化に伴い、祭祀の場、チャランケ(談判)の場、資源管理のための見張場、戦闘の砦など、多彩な役割を担うようになったと考えられています。

日本100名城「根室半島チャシ跡群」スタンプ
日本100名城のお城番号1番として、日本100名城スタンプを設置しています。
スタンプの設置個所は根室市内に3か所あります。
お集めの方はもちろん、訪れた記念に是非ご利用ください。
スポット基本情報
ノツカマフ1号・2号チャシ跡 ノツカマフ1ゴウ・2ゴウチャシアト
- 住所
- 〒087-0002 北海道根室市根室市牧の内130番地 [MAP]
- 駐車場
- あり(乗用車2台分程度)
- 交通案内
- ■車
根室市街地から道道35号根室半島線(オホーツク海側) を約20分。
- タクシーによる
チャシ跡見学 - 根室駅からタクシーでチャシ跡を見学する場合、観光タクシー「納沙布岬・北方領土コース」の内容を変更して立寄ることができます。
チャシ跡まで迷わず到着し、ゆっくり見学できます。是非ご利用ください!
小型車11,300円(2019年10月現在)
・中央ハイヤー (0153)24-2141
・根室ハイヤー (0153)24-4151
・ホクトタクシー (0153)23-5171