根室を探検 歴史・文化 Special

冬の北海道の代名詞ともいえる「流氷」。ロシアのアムール川から南下してくる流氷は北海道の東の果て、根室へも訪れます。 一昔前は納沙布岬は別名「流氷岬」とも呼ばれるほど流氷が流れこんでいましたが近年は冬期に流氷が流れて来ない年もあります。 平成22年10月に根室測候所が無人化となったことから、平成23年より「流氷観測」を根室市・根室市観光協会で引き継ぐこととなりました。 観測には、「桜観測」同様、元気象庁職員の船山氏のご厚意とご協力のもと根室で流氷を観察できそう時期が近づいたら毎日午前9時に根室市役所展望室より定時観測を行い「流氷初日宣言」、「流氷着岸宣言」、「流氷終日宣言」を発表しています。 ダイナミックな流氷を是非、ご覧にお越し下さり最東端のまち根室の厳しくも幻想的な冬の情景をお楽しみください。

清隆寺に咲くチシマザクラは、日本一遅い春を知らせる特別な桜です。観測や開花情報は根室市と観光協会が受け継ぎ、最東端のまちならではの春の風物詩となっています。 是非一度、チシマザクラをご覧にお越しいただき、最東端のまち・根室の春の訪れをお楽しみください。

「チャシ」はアイヌ語で「柵囲い」を意味し、砦、祭祀の場、見張り場など多目的な用途で使われていたとされます。 北海道内でチャシ跡は500ヶ所ほど確認されており、根室市内には32ヶ所のチャシ跡が残り、うち24ヶ所は「根室半島チャシ跡群」として国指定史跡に指定されています。また、平成19年には日本城郭協会が定める日本100名城のひとつ（お城番号1番）として選定されました。 根室市内のチャシ跡が築かれた正確な年代は不明ですが16～18世紀頃とされています。 根室市内のチャシ跡は、海を臨む崖上に、半円形や方形の濠を巡らせた「面崖式」（めんがいしき）のチャシ跡が多く、濠を組み合わせた大規模なものが多いことで知られています。

平成23年7月、根室市観光協会では「根室の貴重な自然、野鳥の宝庫としての魅力を内外の方々に伝えられる知識を持った地元の方を一人でも多く増やしていく」ことを目的に参加者を募り「ねむろトコロジスト（市民自然ガイド）養成・実践講座」を開催しました。 そして平成23年9月、講座を修了し8名のトコロジスト（市民自然ガイド）が誕生しました。 地元住民からなるトコロジストが貴重な自然の魅力あふれる春国岱をご案内いたします。

北の果て・根室には、岬や湿原、歴史を物語る跡地など、見どころが点在しています。 広い半島を自力で巡るのは少し大変ですが、観光タクシーなら安心。 目的地まで快適に移動できるだけでなく、地元を知り尽くしたドライバーが車窓から見える景色や、土地にまつわるエピソードを交えて案内してくれます。 ゆったりとシートに身を預けながら、納沙布岬の絶景や、春国岱の静寂、漁師町の賑わいを次々とめぐる──そんな贅沢な時間を過ごせるのが、根室観光タクシーの魅力です。